2011/05/27

2011 もてぎショートコース選手権 第1戦@2011/05/08...Mini-Moto STクラス編

チャレンジクラスでの優勝の興奮も冷めないうちに、12時からSTクラスのスタートです。

「チャレンジクラスWinnerのお出ましだぞっ」...的な感じでルマン式のグリッドに着いたんですけど、周りは全く意に介していない様子で...。
多くの報道陣からマイクを向けられたり...カメラのフラッシュをいっぱい浴びたり...することもなく。
もちろん、サイン攻めもなし。
この日優勝をしたことで(知り合い以外で)声を掛けてくれたのは、たったの一人でした...。
レーサーってのは孤独な職業ですね...。
そのたった一人の方、ありがとうございます。

で、やっぱスタートをやりたいのでオレが1番手。
今回は新たな秘策を発見したので初の実践投入です。

.....まぁ、そう大したことじゃないんだけど。

電車からホームへ降りるときの一歩だったり、信号待ちで青になってからの一歩だったり....が、9割くらい右足から出ているということを発見しまして。
オレの利き足って右足なんじゃね?って感じで。

で、ルマン式ですから....マシンにどれだけ速く駆けつけるか....が、まずは第一目標になりますよね。
コース幅が約10mとして、100mの世界記録がウサイン ボルトの9.58秒ですから...ボルトで0.958秒。
メタボ予備軍に片足を突っ込んでるオレたちなら2秒弱。
(今回ダイレクトドットコムレーシングの甲斐田さんと組んでるグリッドが一つ前のF村さんなら間違いなく2秒以上ですよ...)
これは無視できない数字ですよ。
1周で2秒っつたら...そりゃもうあんた、めちゃくちゃ違いますからね。
そこで利き足(右足)スタートですよ。

普通に体をスターター(旗を振ってスタートの合図をする人)に向かって構えると右足が前に出て左足で蹴ってスタートになるんですね。(今までがこれだった)
今回は右足で蹴ってスタートするため体を向かって最終コーナー側に向けて、振り向いた格好でスターターの合図を待ちます。
(やっぱ利き足だけに爆発力が違う...はず)
(エンジンと一緒ですよ...ボアアップしたり、圧縮を高めたりするじゃないですか)

スタートに対して、ここまで計算してきたチームが他にいるでしょうか。
たかが10mと思っているのであれば一生勝てないでしょう。
うちのチームはマシンのデータ解析はもちろんのこと、勝つために必要なことは全て科学的根拠に基づき数十回に及ぶシミューレーションを経てレースを迎えていますから。
まー、最終的には勝ちたいという気持ち....これが全てでしょう。

で、スターターが日章旗を振り上げる。
ゴ、ゴクリ...。

振り下ろした!
右足が爆発!

.....したかどうかは左右を見る余裕がないので分からない....けど、マシンに辿り着いたときの感じでは悪くない、少なくとも遅れてはいない。

ちなみに今回はくじ引きで9番グリッド...13台中の。
F村さんは8番手。

負けられねー。
一緒に走ったことはないし走りは動画でしか見たことはないんだけども、毎回同じラインを通るしクリップも同じところでとるし(オレとは大違い)...で、この人は速ぇーぞと思ってまして。
甲斐田さんは更に速ぇーし、マシンの仕上がりがイマイチと言ってたので、ライダーの力で劣るオレたちは正直勝機はそこしかねーと思ってまして...。

で、マシンに飛び乗り....ここからは元祖秘策がありまして。
本当に秘策なので現役ライダーでいるうちは公にはできないけども、この元祖秘策がうまくいきF村さんより前に出たことだけは確認。
1コーナーに向かうと結構前が空いてる!
少なくとも5台は抜いたんじゃね?
いや、もっと前じゃね?
1,2コーナーを抜けバックストレート。

ちなみに。
もてぎショートコースで最大の直線って142mなんですけど、2コーナーと3コーナーの間にあるバックストレートだと思うじゃないですか。
フッ...甘いな。
ホントは最終コーナーと1コーナーの間にあるメインストレートのほうが長いんです。
まー、うちは科学的根拠に基づいてレースしてますから...。

で、バックストレート。
よーし、前に着いて行ける!...とか、思ってたらF村さん他2台くらいに抜かれる...汗
ここで離されたら二度と追いつけねーと思って必死に走る....(新しい走り方が功を奏しているのか)付いていける....つか、オレのほうが速くね?
どうやらF村さんの前にいるマシンに塞がれてる様子。

こんなところでのんびりしてる場合じゃねーんだよっ....的な感じで勝負ポイントを決めまして。
得意(?)の高速セクションで勝負!
2ヘアをかなり立ち上がり重視でいって最終コーナー。
これならメインストレートか1コーナーの進入で2台の前に出れる!...くらいのスピード差で最終コーナーを立ち上がりつつあるときに、前の2台が失速!F村さんの前がシフトミスでもしたっぽい。

で、オレはそりゃもう二人を遥かに上回るスピードで迫ってますから...F村さんに追突しそうになっちゃって。
いくら勝ちたいとはいえ、2台揃って転倒なんて(レース後に甲斐田さんにグーでぶん殴られんじゃないか)それだけは避けたい(怖い)...と、思って必死で避けたらそのままコースアウト...泣

(こ、こんなちょっとしたことでコースアウトするなんて)
(この程度でコースアウトしないテクを身につけたい)
(グーでぶん殴られないだけマシか...)
.....とか、思いながら1コーナー手前でコースに復帰。
丸々142m損をした。
何位で復帰したのか分からないけど、一瞬だけ心が折れる。
F村さんにはもう追いつけない...負けた...とは思わなかったけど、心の奥底ではそう思っちゃってる感じ。

ただレースは始まったばかりですから。
「このままじゃ終わらねーぜっ」的な不屈の精神で、ひたすらスロットルを開け続けます。
やっぱ、お金を払って見に来てる人もいますから。
そんな人たちにへなちょこ走りは見せられないでしょう。

で、とにかく新しい走りをものにしようと走ります。
新しい走りは乗っててかなりいい感じがする。(1,2コーナー以外)
今までよりもフロントに安心感がある。
フロントとリヤに満遍なく荷重が掛かってる感じ。
そんなに無理をしてないのに(いや、もちろん、それなりにはしてるけど)50〜51秒台で走れてる。
まー、新品タイヤ、RUN R&Dのおかげということもあるんだけど。
(でも、やっぱ50秒は切れない...)

XR100モタードってこういう感じで乗るのかってのが分かった...とは、言わないけども、こう乗るのかという方向が見えた気がする。
今までは自分なりの走りがあって、目的地はあるのに北も南も分からず、何も考えずに(思わずに)乗っていたけども、初めて「こっちなのか」ってのが少し分かった...はず。
例によって大きな勘違いの可能性もあるけども。

で、いろいろと試しながらトライ&エラーを繰り返しベストを探ります。
そうこうしているうちに、すっかり忘れてたF村さんが前に見えてきた!
俄然スロットルに力が入る。
追いついた!

しばらく後ろで様子見。
弱点を探ります....クレバーなレース運び。
(なんたって、チャレンジクラスWinner...)
さぞ、このテールトゥノーズに甲斐田さんも満足してもらえたことでしょう。

このままバトル....といきたいところですが、あくまで目標は表彰台ですから。
ここで寄り道する訳にはいかねーんだよっ的な感じで意を決しまして。
弱点のストレートで無難に抜き去ります。
やっぱ、相手の弱いところを徹底的に突いて勝つのが勝利の常套手段ですから。

とにかく、この日は抜きまくりましたね....いや、マジで。
抜きまくり...っていうのもあれだけど、少なくとも5台は抜いたべー。
13台しかいない中での5台ですから。
しかもそれほど差がない人もガッツで抜いた。
抜くのは難しいとか言ってた去年のオレと比べるとかなりの進化。
まー、そんなスマートには抜いてないんだけども、そんなに無理矢理でもないはず...どうかな。

で、ピットインのサインが出た!
サインといっても、たんに蛍光イエローの紙がちょろっと出るだけなんだけども。
正直このままもう少し走り続けたいって感じでしたが、個人のエゴよりチームオーダーが優先されます。
レースはチームプレーですから。

で、Fさんにバトンタッチ。
降りたとたんに疲労感が全身を襲う...体力無さ過ぎ。

しばらくしてからリーダーボードを見ると....な、なんと、ゼッケン4が5位に入ってる!
や、やるじゃん、オレ。
マ、マジで?
他チームのピットインのタイミングもあって、たまたま順位が上がってた可能性もあるけども....97%はオレの頑張り(言い換えるなら、「速さ」とか「実力」ってやつかな...フッ)の結果でしょう。
予想もしていなかったし初めてのことで、ちょービックリ。
(さ、さすが、チャレンジクラスWinner...)

頼むぜFさん....この順位を守りきってくれ。
まー、今までもオレとそんなに遜色ないタイムで走ってきてるFさんですから。
(もちろん、エースのオレのほうが速いんだけども)
無難に走りきってくれるだろう....的な感じで見ていたら、なかなかタイムが上がらない。
つか、タイムは分からないんだけども明らかに遅い。
今走ってるマシンの中で1番か2番目に遅いんじゃね...くらいの遅さ。
どうした、Fさん....昨日の練習不足が響いたか。
RUN R&Dで速くなったマシンにてこずっているのか。

しばらくして、リーダーボードからゼッケン4が落ちる...泣
まだ分からねーぜ...とか思いながらもペースが上がる気配がない。
どうした、Fさん...。

で、そのまま最後まで上がることなくチェッカー。
ez-Lapでタイムを見ると、ノーマルマフラーで走ってた去年よりも遥かに遅い驚愕のタイムでラップを重ねてる!

.....ってな感じで。

エストレヤ☆パワーレーシング 10位/13台中 3ポイントゲット
リザルト

くっそー、このままじゃ終わらねー。
と、強がってみるけど、正真正銘これがチームの真の実力だからな...マジで。
ここからだぜ。

次回第2戦は70Lapを目標にしよう。
今回は4〜7位が70Lapですから。
(オレたちは68Lap)

1時間のレースで2Lap(約100秒)も短縮するのは厳しいかもしれないけれど。
オレが50〜52秒で周回して30分で35Lapしてるので、これを1秒縮めて49〜51秒で周回して35秒短縮。
あとの65秒はFさんが。
1周1.8秒縮めればいいんだから...(今回のタイムから考えると)余裕じゃね?
余裕ではないかもしれないけど、全然無理な数字じゃない。

な、なんか、希望が見えてきた。
70Lapしたところで表彰台(6位以内)には上がれないかもしれないけれど、目標としてはいいところでしょう。
オレたちには表彰台に上がる力はある...はず。

6 コメント:

DCR さんのコメント...

70LAPですね。具体的な目標が立てられるようになってきましたね。次戦はFさんが安心して乗れるマシンを作って行ってください。

sumi さんのコメント...

次はFさんが仕事で欠場なので代役を捜してるんですけど、どなたかいませんかね。
贅沢ですけど、できるだけ速い人で。

DCR さんのコメント...

F村さんはどうです?ライバルだけど。連絡してみたら?
T太郎さんやじょーかーさんも可能性あるのでは?

sumi さんのコメント...

無事、F村さんと参加することが決定しました!
お気遣いありがとうございます。

DCR さんのコメント...

パートナー、見つかって良かったですね。
パートナーが安心して乗れるマシンを作っていってくださいね。目標は71LAPですね。

sumi さんのコメント...

71Lap....行きたいですねー。
オレは今のところ相当無理ですけど。
F村さんの爆発力に期待。