もてぎショートコース選手権 第5戦(11/7)に向けた練習です。
前回(11/3)は正直Iさんのせいで全く練習になりませんでしたからね...気を取り直して単独での練習です。
(まー、ホントは99%オレのせいだけど)
この日も10時から6本の走行がありますので、10時からの走行に備え、10時もてぎ着。
(相変わらず全然備えてねー)
今日は...というか、今日もやること満載ですからね...前回のメンテを中途半端で切り上げてしまったので。
早速マシンを降ろそうと思ったら...な、なんとガソリンが滴り落ちてるじゃないですか!
な、なんじゃこりゃー!
どうりで途中からやけにガソリン臭いと思ったら、こんなことになってたのか...。
積むときは問題なかったので途中の高速からなんだよなー。
走りながら窓開けたりしたから気圧の影響でキャブから吸い出されてしまったんだろうか。
謎が深まります。
で、恐る恐るエアクリーナーボックスのふたを開けてみると...な、なんと推定400mlのガソリンが滝のように流れ落ち...。
一応ウエス代わりのワイシャツの切れ端を置いといたけども、とても受け止めきれる量じゃありませんでした。

な、なんじゃこりゃー!
.....き、今日もトラブル噴出の予感。
とりあえず、原因は分かりそうも無いので気を取り直して次の作業に進みます。
で、チェーンを付けようとしたところ....ジョイントが無いことに気付きまして...汗

前回の転倒で汚れてしまったので一旦外して洗浄して....このときは上2つのクリップとプレートは無くしちゃいけねーと思って大切に保管してたんですが、一番下のジョイントはその存在すら気付かず、確かに保管してねーなーというのを思い出し。
パーツ箱の中とか前回洗浄した場所辺りをウロウロ探してみるも見つからず。
(結局レース当日オイル交換をしようとしたらアンダーカウルの中からでてきました...笑)
もしかして今日はこれでThe END?...とか、いや、誰かしら予備の一つや二つ持ってんべーと思っても、なかなか見ず知らずの人に声をかける勇気が持てず。
諦めきれずにパーツ箱の中を探していたら一つ発見!
レンタルマシン時代に付いていたチェーンだろうか。
今のとはメーカーも違うし丸い棒の部分も長さが若干違うけど問題なさそうなんでとりあえず代用。
そして前回の転倒で折れてしまったチェーンアジャスター。

つか、正確には折れてはいなかったんだけども、皮一枚で繋がっていたというか...スパゲッティでいうところのアルデンテ...みたいな感じで芯2mmくらいで繋がっていたというか....緩めようとレンチ当てたらグラグラの状態だったんで潔くとどめを刺してやりましたよ!
で、メーカーとの間に太いパイプを持つエストレヤ☆パワーレーシングですが、さすがにこれから注文してもレースには間に合わないので、
今や東日本エリアにおけるミニバイクレーサーの駆け込み寺...的な存在になっているダイレクト・ドットコム・レーシングに文字通り駆け込みまして....スペアパーツを貸していただきました。
いつもありがとうございます。
このご恩はこれからの走りで返していきます。
で、あとはいろんなところが仮止めみたいな感じだったので規定トルクでチェック。
数々の苦難を乗り越えて...なんだかんだ終わったのが12:50。
(前回Iさんがもっとやっといてくれたら、こんなに時間は食わなかったのに)
(走り終えたら次回の走行に備えてちゃんとメンテしなきゃダメじゃんかよー)
で、走行券買いに行ったら残りは1時間後の1本と今走行中の残り20分しか無いことが判明。
(もて北の走行って午前にばっか集中してないですか。オレのようなスロースターターのために午後の走行を増やしてくれないだろうか)
な、なんてこった...6本もある日にこれしか走れないなんて。
この限られた時間でワールドクラスの走りを習得できるだろうか...ゴ、ゴクリ...。
とりあえず、ツナギに着替えたりしたら残りは10分くらいなのでこの回は諦めて最後の1本に懸けます。
で、準備運動したり、歯を磨いたりして....準備万端でコースイン!
気持ちは完全にニッキーヘイデンになりきってましたねー。
マシンは問題ないっぽい....けど、走りがイマイチー!
特にWS字が全開で抜けられない....ラインが分からなくなっちゃった...最初をもっと突っ込むんだったけとか思いながら毎周チャレンジするも感覚がよみがえらず。
タイムは51〜52秒。
とりあえずマシンチェックで一旦ピットインしようかと思ったけども、前にちょうど同じくらいのペースのマシンがいたんで「抜いてからピットインしよう」みたいなスケベー根性が出てきまして...。
いや、ディオニュソスの血が流れているかチェックするとともに、同じくらいの相手を抜く練習が必要だと思うんですよね。
で、最初はすぐ抜けんべーと思ったんだけどもなかなか抜けず。
「ここは得意の3,4コーナーでしかけるしかねー」と思いまして。
(いや、全然得意じゃないんだけど)
ストレートが遅いマシンで3コーナー進入で抜くには最終手前のヘアピンの脱出速度を上げていく必要がありますからね(クレバーなライディング)ヘアピンに奥から進入して早めに開けてったら思いのほか早めに前のマシンとぶつかりそうになっちゃって。
フロントブレーキ掛けたら(ほんのちょっとですよ)フロントからズッシャーと転倒しちゃいまして。

(イメージ)
あー、やっちまったー。
またかよー、みたいな感じで。
アホな転倒に自分自身に腹が立ちましたね。
貴重な練習時間が...残り10分くらいはあるのに。
やっぱ、スケベー根性がいけなかったんだろうか。
つか、バンク中はリアブレーキかな...難しそうだけど。
マシンは大して壊れてないけど、土だらけなので走行は諦め。

せっかくチェーン洗ったばっかなのに。
またかよっ...みたいな。
ちなみに。
このバックステップは駆け込み寺ダイレクト・ドットコム・レーシング製なんですけど、これはいいですよー。
宣伝なんですけど、とにかく転倒耐性が高いんですよ。
オレの激しいライディングによる転倒からアホな転倒まで、かなり修復して再スタートすることができますからね...いや、ホントに。
もちろんステップが削れちゃったら交換するしか無いですけど、周りに被害を及ぼしにくいところがいいですねー。
たぶん市販の普通のステップだったら3〜4回は買い替えてるんじゃないだろうか。
それに現場にいてくれることが多いので、その場で修復パーツを購入できるので大切な走行機会を失いません。
また、
細かなリクエストにも嫌な顔せず応えてくれるので自分にあったパーツを手に入れることが出来ます。
(また忙しそうな頃を見計らって、今度は7mm短いステップを注文しよう)
で、翌日の特別スポーツ走行に備えスタッフ総出でマシン修復に取りかかります。
まずはもてぎ北ショートコースのパドック内にあるエストレヤ☆パワーレーシング専用の洗車場で汚れを落とします。

マシンにタコメーターは付いていませんが、洗車用のホースは常備しています。
どんな不測の事態にも対処出来るように準備をする....その一つひとつの積み重ねがプロフェッショナルの証...ではないでしょうか。
で、翌日に向けメンテを始めたんですが...。
「ちくしょう、またやっちまったよ」
「あーあ、もうやんなっちゃうなー」
.....みたいな感じで、溜息連発で気分が乗らず。
日も暮れてきたので最低限のことだけ済ませて、あとは翌日Fさんにやってもらいます。

まだ15時台ですけど。
で、帰りがてらライコランドでチェーンのジョイント買って、車検では見つからないけど劇的に速くなるようなパーツを物色したけど見つからないのでそのまま帰路につきます。
明日の特スポでワールドクラスのライディングを習得できるのだろうか。
一抹の不安を抱えたまま明日に備え早めに眠りにつくオレであった。
ゴ、ゴクリ...。